あとはおまかせ2011年08月12日 22時50分

松女音部の4日間の合宿が終了。
今日は午前中、学校で練習した。

合宿は2日目以降に音が良く鳴るようになってきて、最終日はなかなかの仕上がりだった。
合宿後の今日はみどり先生がいなかったので俺が合わせを見たんだけど、環境が変わったせいか70%くらいのできかなぁ。

言葉の表現は良くなってきた。
だけど、まだ自分の言葉にはなりきっていない。
もう少し想像力を働かせてほしいな。

総合力では過去最高だよ。
だけど、まだ埼玉で絶対と言うほどの力はついていない。
星野、浦和一女に続く3強と言われるくらいの力をつければ安心なんだけど、それに続く10団体ちょっとの団子レースの中にいるようでは安心できない。

俺の指導はこれでおしまい。
あとはみどり先生にお任せ。
……部員はしっかりついて行けよ。


ほんとうはあと1回か2回、大宮を指導に行ってやりたいんだけど、今年はやめておこう。
今年は松女優先。
だから、松女は絶対にいい演奏をしろよ。
関東に行けるかどうかは運もあるから何とも言えないけど、演奏が終わってから後悔するような練習や演奏を絶対にするなよ。
指導は終わるけど、時間があったら練習は見に行く。
いいかげんな練習をしていたら、俺は松女を見捨てて大宮が関東に行くことに賭けるぞ。

超ながら2011年08月03日 21時48分

今日の総文祭の写真を整理しながらの、明日のゴミ出しに備えて段ボールを整理しながらの、風呂を洗いながらの、Mixiで遊びながらの、お菓子を食べながらの……………作曲。

これって、絶対作曲してる姿に見えない。
今日は小さい子供のための簡単な練習曲だったから、全部頭の中で組み立てて、完成してからキーボードでリアルタイム入力して一気に譜面を作った。
でもちゃんと手のポジション変更とターンの練習が繰り返しできるように作ってあるよ。



ということで、今日は午前4時に松女に行って、松女箏曲部と一緒に福島まで行ってきました。
全国総文祭。←全国高等学校総合文化祭。
箏曲の場合は全国コンクールを兼ねてて、2日間にわたって行われるコンクールの上位4校は東京国立劇場での優秀校演奏会に出演できる。
だからみんな真剣さ。
松女はまだベスト4は無理だけど、ベスト10は可能性がある。
だけど今年は出演順が第1日の4番目だし、前2校が昨年の優秀校演奏会出演校っていうことで、かなり厳しい。
順位は明日発表だけど、どうなるかな?
本当は福島に泊まって結果発表を直接聞ければいいんだけど、例の原発騒ぎで福島にはあまり長くとどまらない方がいいだろうっていうことで、今年は他校の演奏も聞かずに帰ってきてしまった。
本当は優秀な演奏をたくさん聞けると良かったんだけどね。

一番2011年07月30日 19時46分

まあ、仕方がないね。抽選で1番引いちゃったんだから。

演奏順1番が不利なのは間違いない。
しかも、埼玉みたいに朝から夕方まで35団体が演奏を続けるコンクールでは審査員が全体を見渡して順位をつけるのがかなり困難になる。
どうしても後半組が有利になるんだよ。

あとはそれを跳ね返すだけさ。
松伏は演奏順1番で文団連賞をもらって全国まで行っただろ?
今年、俺と先生とK先生の指導をみんながプラスの方向に生かすことができたら、あのときの松伏以上になるって俺は思うんだけどね。
当然、その先は全国大会さ。

どっちにしろ関東大会で各県代表を相手にして銀賞以上を取れる実力がなければ埼玉県大会は突破できないんだからさ、もうちょっと上に行けば全国も見えてくる。
全国大会レベルの演奏をすれば、演奏順1番なんてこわくはないよ。

それよりも、演奏時間が早いから、今から少しずつ生活サイクルを朝型にして行きな。
こっちのほうが重要だよ。
勉強したければ、朝5時に起きてしろ。
寝る時間は自分の必要睡眠量から逆算して決めろ。
7時間睡眠タイプなら就寝時間は午後10時。
たぶん、練習よりこっちの方が難しいよ。
12時とか1時まで起きていた子が10時に寝るって、かなり難しい。
見たいテレビも見られなくなるかもしれないし、家族の生活パターンもあるから、食事時間や風呂の時間なんかも自由にはならないだろう。
それをなんとか工夫して、身体の生活サイクルを変えて行くには最低でも2週間はかかる。
………受験対策の練習のつもりでやってみな。
できたかできないか、結果は形ではっきり見える。
他人はごまかせても自分はごまかせないよ。
これができなければ当日だけ早起きしても身体が起きていないから充分な声は出ない。

後悔しないように、みんなで協力して頑張れ

入院2011年07月20日 18時45分

必要な手続きも終わって帰ってきた。

そんなに難しい手術じゃないっていうから安心していたんだけど、病院の手際の悪さにちょっと不安になってきたぞ。

まず、医者が家族に必要な説明を忘れていたことが判明。
この前、家族も一緒に来てくれって言うから一緒に病院に行ったのに、主治医からたいした説明もなかった。
で、これじゃあわざわざ家族が来る意味ないって思っていたら、本当はその時詳しく説明する必要があったのに医者が忘れていたっていうことがわかった。
その医者が若いのにやたら偉そうにしてるんだよ。だけど、その態度が虚勢を張っているのがミエミエ。…こいつだいじょうぶかな?と思ったら、やっぱり説明を忘れてた。
……緊張して虚勢張ってたのかね?
だとすると、こういうヤツに手術されるのはコワイよね。
眼科とか外科って、結局のところある意味職人だからね。知識がいくらあっても、技術のないヤツは役に立たない。だから、経験のないヤツに手術されたくないよね。

で、次に、今日病院に行ってみたら、病棟の事務関係者が病室の指定を間違えていたことが判明。10時に来てくれって言われてたのに、2時まで病室が空かないんだって。
病棟の担当が書類を持ってあっちこっち行ってたけど、その連携も悪くて、担当が変わるたびに同じことを聞かれたり、前の人と言ってることが違ったり。
結局、眼科病棟にベッドを用意できなくて、南病棟の「レディースフロア」とやらに入ることになった。
最後には眼科の婦長が出てきて、婦長が全部手続きや連絡をやって一件落着したけど、だいじょうぶかね、この病院。

あなたに2011年07月07日 18時44分

わたしは ただ
愛し合うために
この世に生まれてきた
 

あなたと
空と
風と
そしてわたし自身と


これが
わたしからあなたへの
こたえのすべて

(北原悠子「あなたに」 から)



うん、10月演奏会の独唱曲の詩、こっちにしようかな?

これから作り直しだ。

アートセラピー2011年06月10日 18時42分

今、大震災の被災地でNGOなんかが子供たちを対象にアートセラピーを始めてるっていう記事があった。
確かに専門家がやれば効果がある方法なんだけど、集団を対象にこれをやるのは専門家でも難しいし、その結果を展示するなんてとんでもない!

俺も日頃たくさんの子の相談に乗っていて、その子の深層が見えることも多い。「今、この子がこういう悩みを持っているのはこれが原因かもしれない」と思うことも多い。
でも、それを本人に伝えるのはせいぜい2割かなぁ。
本人が無意識に心の底に沈めているものを表に出すっていうのはとても危険なことなんだよ。だから、本人がそれをきちんと受け止めて解決していける状態か、あるいは俺がきちんとフォローできる状態じゃない限り、俺は気がついたことを本人には伝えない。俺が本人にいろんなアドバイスをするときにはとても役に立つ情報だから、俺自身はしっかりと記憶するけどね。

今、俺の一番の悩みは、こういう相談に乗るときに人目を気にせずに相談相手と2人だけの空間を作る場がないこと。
どこかに車を止めて話を聞いても良いんだけど、今の物騒な世の中で安全に長時間車を止められる場所って案外少ない。とくに暗くなってからはね。
学校にいるときは準備室っていうところがあったんだけどね。

あの準備室の配置はそれを考えた配置だったんだよ。
どっちのドアを開けても、直接ソファーが見えない。
話しの様子や相手の状態によって向き合って座る、90度の角度で近くに座る、隣に並んで座る……っていうのが自由にできる配置。
……なかなかああいう空間は確保できないよね。

定演終了2011年06月05日 18時39分

松女音部の定演終了。
公式ステージで松女音部を振るのはこれで終わりだね。

いいステージだったよ。
細かい部分ではまだいろいろあるけど、それはこの前書いたからいいよね。
全体としてまとまりもあり、客を飽きさせない企画とテンポがあるいい演奏会だった。

これで松女祭というワンクッションを置いていよいよコンクールだね。
明日、さっそく合わせがあるけど。

よく練習をして、いい演奏をしよう。

音部の現状分析2011年06月02日 18時34分

いよいよ定演も近付いてきた。
現役はさぞかし焦っていることだろう。
卒業生にとっては懐かしい光景だよね。
定演の直前で焦らなかった学年って見たことがない。
今年は震災の影響で準備が1週間ストップして、事実上2週間遅れになっているからなおさら。

でも、4月に入って2回のSVEC練習で明かりが見えてきている。
練習そのものは相変わらず。
表情は自分たちでやっているつもりでもまだまだ伝わってこない。
声はいくらか出るようになってきたけど、まだこもっていて発音が明瞭じゃない。
音程・ハーモニーももうひとつ決まらない。
特に、音のこもりや音程の狂いの原因になっている者が自分の狂いを自覚していない。そしてそれをパートで指摘し切れていない。

……って挙げていくとどうしようもないみたいだけど、これも毎年のこと。
そういう欠点を抱えながら毎年関東大会に出ているわけだし、そういう欠点が治らないから全国大会に手が届かない。
でもね、俺が振った8年間の流れを見てみると、4年連続関東の1年前くらいから少しずつ実力が上がり始めて、毎年着実に伸びが見えている。
そして、今年はいい材料が信じられないくらいの偶然の重なりで揃っている。

※顧問の交代がうまく行ったこと
 これは大きい。S高校を見てわかるように、顧問の交代がうまく行かないととんでもないことになる。あそこまでひどくなくても、顧問交代時には実力が出し切れない合唱団が多い。松女は幸い、俺が望んだとおりのいい顧問が来てくれて、部員も変な反発がなくついて行っている感じがする。

※2年・3年の実力が高いことに加えて、1年も力がありそうな感じ。←校歌を聞いただけだけど、しっかりと声が出ていた。

※自由曲を初演の指揮者に指導してもらえること。
 これも大きい。選曲の段階ではぜんぜん考えていなかったことだけど、先生夫妻がK先生と知り合いだったことから実現した。K先生はただ初演したというだけじゃなくて、あの曲を作る段階から作曲者と細かく打ち合わせて作っていって全国大会で金賞を取った人だから、その人に指導してもらえるというのはとても大きい。先生自身もあの曲をコンクールで歌う学校があるというのをとても喜んで、熱心に指導してくれるつもりのようだから、とても良い流れだ。


埼玉県大会を抜けて4年連続関東大会に出ているということ自体がすごいことなんだけど、その中で次第に実力が安定してきている。今年はまた一歩、全国大会が近くなったと思う。←それでも埼玉県大会を抜けられるかどうかがわからないというのが埼玉の怖いところなんだけどね。



課題もまだまだある。

まず、夏をどう過ごすか。
特進クラスが多く、夏期補講が活動時間を制約する。
夏の暑さ対策も、今年は特に欠かせない。
計画停電もあるかもしれない。
その中でどう集中力と体調を維持していくか。
家に帰った後や休みの日の自己管理がとても重要になる。
部活・勉強・自分の趣味など・家族との関わり……こういったところをどう調整して、どこを我慢していくか。

どこまで一体になれるか。
毎年のことではあるが、まだまだお互いに言いたいことが言えず、不満や不安が溜まっている。
どこまで意思疎通ができるか。そして、相手のことをどこまで理解して、そのうえで本音で(わがままじゃなく)話しができるようになるか。

どこまで歌を楽しめるか。
歌うことを楽しめなければ結果はついてこない。
楽してレベルの低い楽しみ方をするのではなく、より高いものを求めて楽しむ姿勢が貫けるか。
自分をごまかすことなく、表現を楽しむことができるか。





曲の表現と構成については俺は絶対の自信を持っている。
その俺と一緒にやってきた部員達は自然とその力が身についている。それに、今年は桑折先生の後押しもある。
そして、発声・ハーモニーといったテクニックについては、先生が絶対の力を持っている。だからこそ俺の後任に来て欲しいと思ったんだ。
それらがみんなプラスの方向で結びついた今年は、松女がさらに一歩高いレベルに登るチャンスなんだよ。
もちろん楽じゃない。
だけど、苦しさを超えて8月末の県大会で思った通りの演奏ができたら、きっとそれは現役部員達の一生の宝物になる。
だからそこに向かって現役には頑張って欲しいし、OGは自分ができるサポートをみつけてしっかりと応援して欲しい。

期待してるよ。

さっきょくちゅう2011年05月31日 18時33分

世の中音が多すぎる。

俺が作曲しているところって、周りから見たら絶対にわからない。
頭の中で音を鳴らしながらぼんやりしていたり、無意味に歩き回ったり。
で、ある程度固まってからパソに向かって音を入れ始める。

だから、この前半の段階でよく邪魔される。
……無理はないんだけどさ。周りから見たら絶対にヒマしてるように見えるから。
話しかけられたり、用事を頼まれたり……っていうのももちろんなんだけど、しっかり音が固まっていない段階では他の音楽が聞こえるのもダメ。
だけじゃなくて、何かの曲名を言われたり、連想したりっていうのも微妙。……その曲の音が頭の中で鳴っちゃうんだよ。

普通に生活していて音楽が聞こえない環境って、案外少ないよ。とくに外出するとね。
音楽が専門の俺としてはあるいみ嬉しいことではあるんだけど、作曲中はそれがとても邪魔。


さて、もう少し休憩したら防音室に籠もって続きを作ろう。

使ってはいけないよ2011年05月21日 18時32分

19歳のオンナノコと楽しくデート。
将来の結婚の話しなんかも出たんだけどさ。
……もちろん、俺とじゃないよ(笑)

そろそろ6月。
結婚シーズンが始まるね。
俺は今年も何回か結婚式(披露宴)に招かれることになってる。
いつもそこで気になるのが、そこに使われてるBGM。
本当にこれ使って良いのか? っていう曲があるんだよ。

まずあげられるのが「いい日旅立ち」
……失恋の傷心旅行の歌だよね。

次がヴェルディの「乾杯の歌」
……「愛の喜びなんて儚い。今の快楽に酔いしれましょう」…って、いいのか?

そして「愛の喜び」
……「愛の喜びはすぐに消え去り、愛の苦しみはいつまでも続く」
歌詞のはじめの「Piacer d'amor(愛の喜び)」を題名にしてあるだけで、中身は真逆の振られた男の恨み節。

もうひとつ、「愛の賛歌」
……日本語の歌詞を見れば「あなたの燃える手で私を抱きしめて」って、いかにも愛の歌だけど、これは亡くなってしまった恋人に向かって歌う歌。


結婚式を控えている皆さん、気をつけようね。
まだの人も覚えておいてね。